寝る前の物語

童話:去年の木

鳥と木は仲良しでした。鳥は枝に止まり、毎日木に向かって歌っていました。木は立ち止まって、毎日鳥の歌声を聴いていました。

日が経ち、寒いが近づいてきました。鳥たちは木々を離れ、南へと飛び立たなければなりませんでした。

木は鳥に言いました。「さようなら、小鳥さん!来年また戻ってきて、私のために歌ってください。」

鳥は言いました。「わかった。来年必ず戻ってきて、君のために歌うよ。待っててね!」そう言うと、鳥は南へ飛んで行きました。

春が訪れ、野原や森の雪は溶けました。鳥は親友を訪ねて戻ってきました。

しかし木は消え去り、根だけが残った。

「ここに立っていたあの木はどこへ行ったの?」と鳥は木の根に尋ねました。

木の根は答えました。「木こりたちが斧で木を切り倒し、谷に引きずり込んだのです。」

鳥たちは谷に飛んでいった。

谷間には大きな工場があり、木を切る音が「シーッ…シーッ…」と響いていました。一羽の鳥が工場の門に止まりました。鳥は門に尋ねました。「門さん、私の親友、あの木はどこにいるかご存知ですか?」

男は答えた。「マッチは機械で細長く切られてマッチにされ、村に運ばれて売られたのです。」

鳥は村に向かって飛んでいきました。灯油ランプのそばに小さな女の子が座っていました。鳥は彼女に尋ねました。「お嬢さん、教えてください。マッチはどこにあるか知っていますか?」

少女は答えました。「マッチは全部使い果たされましたが、ランプの中でマッチの炎はまだ燃えています。」

鳥は目を大きく見開き、しばらく光を見つめていました。それから、去年歌ったのと同じ歌を光に向かって歌いました。歌い終えると、鳥はまたしばらく光を見つめ、そして飛び去っていきました。