寝る前の物語

童話:不思議な鏡

美しい池に小さな魚が住んでいました。一日中楽しく遊び、すっかり疲れて、少し休みたいと思っていました。突然、小さな魚は何かが光っているのに気づきました。目を大きく見開いて、「なんて大きくて明るい鏡なんだ!」と叫びました。小さな魚は思いました。「この鏡を家に持ち帰って、みんなに見せられたらどんなに素晴らしいだろう!」そう思いながら、小さな魚はそっと鏡に向かって泳ぎました。しかし、触れる前に「鏡」は粉々に砕け散ってしまいました。小さな魚はとても悲しみました。しかし、しばらくすると「鏡」は元通りになりました。

そこで、小魚たちは川辺で歌っていた小カエルを急いで見つけました。「小カエルさん、大きな丸い鏡を見つけたんです。家まで運ぶのを手伝ってくれませんか?」小カエルは快く引き受けました。小カエルが鏡を大きな口にそっとくわえようとしたまさにその時、「鏡」はまた粉々に砕け散ってしまいました。小魚も小カエルもとても悲しくなりました。しかし、しばらくすると、「鏡」はまた丸くなりました。

そこで小魚たちは、水の中で踊っているハマグリを探しに急いで行きました。「アサリちゃん、大きな鏡を家まで運ぶのを手伝ってくれませんか?」ハマグリは快く承諾し、小魚の後について鏡のところまで行きました。ハマグリは二つの貝殻で優しく鏡を支えようとしましたが、「鏡」はまた割れてしまいました。小魚も小さなカエルもハマグリも、みんなとても悲しくなりました。しかし、すぐに「鏡」は元通りになりました。

小魚は海藻の中でシャボン玉を吹いているカニを見つけました。「兄カニ」と小魚は言いました。「大きな丸い鏡を見つけたんだ。家まで運ぶのを手伝ってくれないか?」カニは快諾しました。彼は二つの大きな爪でそっと鏡を掴みましたが、「鏡」は粉々に砕け散ってしまいました。皆はとても悲しみ、同時にとても困惑しました。一体何が起こったのでしょうか?

ちょうどその時、大きな笑い声が響き渡り、エビおじいさんが長いひげを引っ張りながら現れました。「おバカさん、これは鏡じゃないよ。水面に映った月だよ!」小魚、小蛙、小貝、そしてカニは皆頭を上げました。彼らは空を見上げ、それから水面を見て、大声で笑いました。池の月さえも笑っているようでした。