寝る前の物語

童話:小さなカメの大きな甲羅

小さな亀はいつも少し不安でした。重いだけでなく、見た目もかなり変わった大きな甲羅を持っていたからです。ある日、小さな亀は考え事をしながら丘の斜面をゆっくりと下っていました。小鳥が亀をからかって、「亀ちゃん、どうして水槽をあんな風に動かしているの?」と言いました。すると突然、亀は足を滑らせて転び、丘の斜面を転げ落ちてしまいました。いつものように、大きな甲羅も落ちてしまいました。近くの木では、母リスが子リスを寝かしつけていました。「寝て、寝て、かわいい子リス…」と母リスは優しくハミングしました。しかし、子リスは小さな足を蹴りながら言いました。「寝たくない!寝たくない!ベッドが気持ち悪い。ゆりかごで寝たい!」 子リスは草のベッドで寝ましたが、それが気に入らなかったのです。突然、子ガメの大きな甲羅が母リスの前に落ちました。母リスはそれを拾い上げ、小さな家に運びました。「ふーん、これはうちの子のゆりかごにぴったり!」母リスはそっと赤ちゃんを大きな甲羅の中に入れました。大きな甲羅は優しく揺れ、子リスはすぐに眠りに落ちました。「ねむい、ねむい…」母リスは微笑んで大きな甲羅を揺らしました。子ガメは甲羅を探し求め、探しに探しに探し、リスの家の近くの大きな木の下で見つけました。母リスは外を覗き込み、理解しました。「ああ!これが子ガメの甲羅か。」母リスは子リスの新しいゆりかごを見て、それから寒さで少し震えている子ガメを見ました。母リスは子リスを抱き上げてベッドに置き、大きな貝殻を持って子ガメのそばに行きました。「ほら、早くかぶって。」母リスは大きな貝殻を子ガメの背中に戻しました。子ガメは急いで「ありがとう、ありがとう!」と言いました。母リスは微笑みました。「お礼を言わなきゃ。大きな貝殻のおかげで、子ガメはこんなにぐっすり眠れたのよ。」 「本当?」子ガメは心の中で思いました。「大きな貝殻が役に立つなんて、思ってもみなかったわ…」子ガメはもう寒さを感じなくなり、自信満々に遠くへ歩いて行きました。 (童話)