寝る前の物語

童話:微笑む王女

窓の外では、幽玄な雪の結晶が静かに、戯れながら、そして愛らしく舞い落ちていた。私は本を閉じ、静かに自分の世界に浸り、雪の結晶が開く音に耳を澄ませた。少しずつ、雪の結晶は冬の束縛から解き放たれ、砕け散り、弾けるように開いていく。私の心は揺さぶられた。私は雪の結晶に尋ねた。「あなたはとても美しく純粋なのに、なぜ『顔がない』の? 笑わないのに。あなたの笑顔が見たいの、いい?」 雪の結晶は黙ったまま…さらに静かになった。「わかったわ」と私は言った。「くすぐってあげるわ! あなたも私みたいに笑うことが好きになるわよ。」 チッチッチ… 雪の結晶は美しい口を開けて微笑んだ。「あなたは本当に美しいわ! 小さな雪の結晶よ、あなたは今、私みたいに、笑顔で優雅なお姫様よ。」