寝る前の物語

童話:[アンデルセン童話] 001 - 火打石

「一、二、一、一、二、一!」兵士が道を歩いていました。この兵士は戦場の最中だったに違いありません。背中には矢筒を背負い、腰には剣を下げていたからです。そして今、帰路に就いているのでしょう。帰路の途中、兵士は老婆に出会いました。彼女は恐ろしい顔をしており、下唇が胸に届くほど長く、老いた魔女でした。彼女は言いました。「こんばんは、兵士さん。なんと立派な剣をお持ちでしょう、なんと大きな矢筒をお持ちでしょう!あなたはきっと比類なき兵士でしょう。さあ、今、あなたは望むだけお金を手に入れることができるのです!」

「優しいお言葉ありがとうございます、おばあちゃん!」兵士は言った。

「あの大きな木が見えますか?」魔女は彼の隣の木を指差しながら言った。「中は空洞なんです。でも、その穴を見るには木のてっぺんまで登らなければなりません。中に入ってから、木の中に降りていけます。ロープをあなたに結びつけておくから、私を呼んだら引っ張ってあげられるわ。」

「あそこで何をすればいいんですか?」と兵士は尋ねた。

「お金をください」と魔女は答えました。 「よく聞きなさい。木の下まで降りていくと、広々としたホールが見えるでしょう。無数のランプで明るく照らされています。そして三つの扉があります。どれも開けられます。鍵は錠前にかかっています。最初の部屋に入ると、中央に大きな宝箱があります。宝箱の上には、ティーカップほど大きな目をした犬がいます。心配しないでください。青いチェック柄のエプロンを貸してあげます。エプロンを地面に広げ、素早く犬を拾い上げてエプロンの上に置きなさい。そうすれば宝箱を開けることができます。中には銅貨がいっぱい入っています。好きなだけ取ってください。でももし…」「銀貨が欲しいなら、二番目の部屋へ行きなさい。そこにいる犬は水車ほど大きな目をしていますが、心配しないでください。私のエプロンに乗せてあげれば、宝箱から銀貨を取ってもらえます。もちろん、金貨が欲しいなら、それも手に入れることができます。三番目の部屋には無尽蔵の金貨がありますから。」部屋よ。でも、金箱を守っている犬がいるの。その目はコペンハーゲンの円塔みたいに大きいの。いい犬だって知ってるでしょ。全然怖がらないで。私のエプロンに乗せてあげれば、あなたを傷つけないわ。金箱から好きなだけ金貨を取っていいのよ。」

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