寝る前の物語

童話:二匹のカブトムシ

二匹の小さな甲虫が山々を次々と飛び越えていきました。夕方が近づくと、彼らは夜を過ごす場所を探す準備をしました。「ほら」と甲虫の一匹が言いました。「川のそばにワラビが生えているよ。今夜そこで休んでもいいか聞いてみるよ。」

小さなシダは小さな甲虫の要求に快く応じ、「旅の途中で起こった面白い出来事を話してください」と言いました。

「うちの仲間はセンスがないな」と、もう一匹の小さな甲虫が軽蔑するように思った。「目立たない雑草を摘んだ!もっといい場所へ行かなきゃ。バラのを探しに行かなきゃ。バラは美しくて香りがいい。そこで一夜を過ごせたらどんなに素晴らしいだろう!」

小さな甲虫は決然と飛び去りました。満開のバラの茂みを見つけました。「今夜ここに泊まってもいいですか?とても遠いところから飛んできて、もう疲れ果ててしまって、これ以上飛べないんです」と小さな甲虫は懇願しました。

「私は花の王様だ。甲虫をここに留まらせておくわけにはいかない」とバラの木は尊大に言った。「でも、ここまで飛んできたんだから、追い払うわけにはいかない。静かにして、他の人に迷惑をかけないなら、ここにいてくれ」

小さな甲虫は感謝の意を表して頷くと、バラの茂みの枝へと飛んで行きました。こんな素敵な場所で休めることをとても誇りに思い、翌朝仲間たちを探しに行って、すべてを話して羨ましがらせようと計画しました。

翌朝、太陽が地平線から顔を出した瞬間、小さな甲虫は目を覚ましました。目を開けると、バラの茂みの前に男が立っていました。「このバラはきっと高値で売れるぞ!」男はそう言い、大きなナイフを取り出し、バラの茂みの枝を全て切り落としました。怯えた小さな甲虫は慌てて羽を広げ、慌てて飛び去りました。「高貴なバラの茂みで寝るのが、こんなに危険だとは思いもしませんでした。」

小さな甲虫は、どうしようもない気持ちで川辺のシダの茂みへと飛んでいった。「おい、兄弟」まだ震えている甲虫は、仲間を見つけるとすぐに叫んだ。「君のところに行ってもいいかい?」「さあ、こっちへおいで。ここは広くて静かで、気持ちがいい場所だよ!」仲間は答えた。

小さな甲虫は、もうバラの茂みを探す気もなく、感謝しながらシダの方へ飛んでいきました。