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目立たない小さな穴に、カメとカタツムリが住んでいました。二人とも孤児だったので、切っても切れない兄弟でした。カメは音楽が大好きでしたが、カタツムリはカメとただ一緒に暮らすことだけを望んでいました。 聞き覚えのある着信音が鳴り響いた。カメがドアを開けると、手紙を届けに来たのはヘビおばさんだった。封筒の署名――「005 音楽クラブ」――を見て、カメは飛び上がって喜んだ。音楽コンクールに申し込んだのだ。熱心に封筒を破り開けると、中には音楽クラブで勉強して決勝に進めそうなメッセージが入っていた。カメは慌ててカタツムリに「カタツムリ、カタツムリ、コンクールに行けるよ!」と声をかけた。カタツムリは「じゃあ、別れるの?」と答えた。「ああ、そうか」とカメは夢から覚めたように言った。カタツムリは音楽の夢を壊したくなかったので、「大丈夫、一人で何とかできる」と答えた。カメは翌日出発しないと時間通りに着かないと言った。カタツムリはテーブルで忙しく、一晩中眠れなかった。 「コケコッコー…」鶏が鳴き、カメが帰る時間になりました。カメがドアから出ようとしたまさにその時、カタツムリは三つの錦織りの袋をカメに手渡し、大切に保管し、どうしても開けられない時だけ開けるように言いました。 3日が経ち、カメは持ってきた食料をすべて食べ尽くしました。絶望の淵に、かすかな希望の光が現れました。三つの錦袋です。最初の袋を開けると、中には数枚の動物の貨幣と小さな食料の袋、そして一枚のメモが入っていました。メモにはこう書かれていました。「友よ、君は貪欲だから、私たちが到着する前に食料を全部食べてしまうだろうと分かっていた。この動物の貨幣で何か食べ物を買え。」こうしてカメはお腹を満たし、旅を続けました。 音楽クラブへの旅はまだ三日も先だった。ところが、カメは魔法の森で迷子になってしまった。カタツムリがくれた二つ目の錦織りの袋を開けると、中には魔法の森の地図とメモが入っていた。メモにはこう書かれていた。「友よ、この間抜けなガチョウめ、魔法の森で迷子になるだろうって分かっていたから、地図を買ってやったんだ。」地図を頼りに、カメは魔法の森から抜け出す道を見つけた。 一日が過ぎ、カメはカタツムリが恋しくてたまらなくなり、故郷が恋しくなりました。本能的に三つ目の錦袋を開けると、中にはカタツムリの絵と一通のメモが入っていました。メモにはこう書かれていました。「友よ、君に会えなくて本当に寂しいけれど!でも、音楽は君の一生の目標だってことを知っている。だから、どんなに困難でも、僕はいつも君を応援するよ。」カメの目に涙が溢れ、静かに言いました。「心配しないで、友よ。僕は最後まで頑張り、必ず成功するよ!」 数々の困難を乗り越え、カメはついに005音楽クラブでの勉学に励み、決勝戦で優勝しました。カメはカタツムリにこの喜びを伝え、「ありがとう、兄さん。あなたの助けと励ましが、私の成功につながったのよ」と言いました。(童話集 - 童話集ウェブサイトへようこそ) |