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花畑を駆け抜けると、青いヤグルマギクが遊び心たっぷりに道を空けてくれました。すると、可愛らしい白いウサギが微笑んでくれました。「キャンディはいかが?」花柄のドレスを着たウサギは、真っ白な歯を二本見せてくれました。私は頷き、青いヤグルマギクの茎に寄りかかりました。「私のキャンディショップにいらっしゃいませんか?世界で一番美しいキャンディショップですよ!」ウサギの後を追ってキャンディショップに入りました。入るとすぐに、キャンディの香りが漂ってきました。「あれ、何してるの?」人にもキャンディにも見える生き物たちが、地面からキャンディを集めているのが見えました。「キャンディピープルです。キャンディが熟すと、キャンディツリーから滑り降りてきて遊ぶんです。」 「面白い!キャンディーツリーには、エメラルドグリーンのスイカキャンディー、金色のカボチャキャンディー、そして紫色のブドウキャンディーがいっぱい詰まっているわ…」「キャンディーパーソンがキャンディーを100個集めると、新しいキャンディーワールドが作れるのよ」「キャンディーにも世界があるの?」「ほら、キャンディーパーソンは虹の梯子をくぐって遊園地に行き、メリーゴーランドに乗ってゲームに参加するのよ」二人が話していると、遊園地のメリーゴーランドが回り、乗っているキャンディーパーソンたちは嬉しそうな笑顔を浮かべた。「私があげるキャンディーを食べたら、キャンディーパーソンになれるのよ」「本当?」私はキャンディーを口に入れると、たちまち体が縮み、キャンディーパーソンになった。キャンディーパーソンになった私はメリーゴーランドに乗ったが、メリーゴーランドは回転する空から降りてきて、猛スピードで草原を駆け抜け、山々を越え、大きな屋敷にたどり着いた。ここのキャンディー好きの人たちは畑で働いていて、ナスやトマトを積んだカートに乗って畑を走り回り、青いヤグルマギクを植えている。私は見るもの全てが面白くて、くすくす笑っていた。すると突然、白ウサギのキャンディーが消えた。眠い目をこすって、あれは夢だったと気づいた。手にはキャンディーが二つ握られていた。 |