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冬が近づき、日ごとに寒さが増していきました。お母さんクマは、雪や氷が降った時に暖かく眠り、長い夢を見ることができるように、小さな木の家をせっせと作っていました。やがて、窓一つなく、完全に密閉された美しい小さな木の家が完成しました。お母さんクマは、これなら強風や大雪からも守れると言いました。ちびクマは、家が暗すぎて何も見えないと文句を言いました。後ろの壁の松の板に小さな節があるのに気づき、小さなハンマーでそっと叩き落としました。壁に小さな丸い穴が開き、外からの光が差し込み、家が少し明るくなりました。あっという間に冬が訪れました。北風が唸りをあげ、雪が降りしきりました。小さな穴から風と雪が入り込み、家はとても寒くなりました。お母さんクマは釘で留められる小さな板を見つけましたが、ちびクマは「お母さん、釘を打たなくてもいいよ!もっといい考えがある!」と言いました。小熊は氷を砕き、小さな鏡のように丸めて穴に埋め込みました。風雪は遮られ、もう中に入ることができなくなりました。遠くから見ると、小さな木の家には光る目が生えたように見えました。彼らは冬の間ずっとぐっすり眠りました。ある朝、目を覚ましました。小熊は小さな木の家の目が泣いているのに気づきました。小さな鏡はゆっくりと消えていきます。急いで鏡を元に戻そうとしましたが、お母さんが止めました。「子熊、氷は溶けたわ。春が来たのよ。もう眠れないわよ」。小熊は嬉しそうに小さな木の家から飛び出し、春の抱擁の中へと駆け込んでいきました。 |