ココは小さな木馬を一目見た瞬間、一目惚れしました。その日はココの1歳の誕生日でした。彼女はちょうど歩き始めたばかりでした。お母さんはココへの誕生日プレゼントを慎重に選んでいましたが、ココを抱きかかえたまま、カラフルな絵本や鮮やかなプラスチックのおもちゃをかき回していて、小さな木馬には一目もくれませんでした。 お母さんがレジへ行って会計を済ませると、やっとココを床に下ろしました。すると、あっという間にココは小さな木馬のところへよろよろと歩いてきました。なんて可愛い木馬でしょう!家の木の床と同じ色で、首にはピンクのリボンが結ばれていました。ココは家の木の床が大好きで、その上に寝転ぶととても涼しかったのです。木馬に登ろうとしましたが、前後に揺れてなかなか落ち着かなかったのです。お店の女性たちは笑い、お母さんも笑いました。お母さんはココに言いました。「可愛い子ちゃん、まだ小さすぎるわ。大きくなったらお母さんが買ってあげるわ。」 ココの2歳の誕生日、彼女は再び小さな木馬に出会いました。それは相変わらず美しく、元気いっぱいで、まるでココが乗るのを待っていたかのようでした。ココは駆け寄り、木馬に飛び乗りました。今度は小さな木馬はすっかり従順になり、ココを抱きかかえて前後に揺らしていました。でも、お母さんは言いました。「ココ、おばさんのお店の木馬を壊さないでね。」 「ママ、この小さな木馬を買ってきてくれる?」ココは母親を見上げて、「大好きよ」と言いました。 「お嬢ちゃん、もうこんなに大きくなったのに、どうしてまだ木馬が欲しいの?」お母さんはココの手を引いて、音楽とビデオの棚まで連れて行った。「『喬湖』のDVDを見るのが好きだって言ってたでしょ?『喬湖』を買ってあげようよ。」 ココは喬湖が大好きですが、小さな木馬の方がもっと好きです。お母さんが嬉しそうに喬湖のディスクを手に取るのを見て、ココは心の中で静かに言いました。「さようなら、小さな木馬。」 |