寝る前の物語

童話:[アンデルセン童話] 032 - 城壁の絵

秋、城壁の上に立ち、海を眺めていると、無数の船と、海峡の向こうに沈む夕日に染まるスウェーデンの海岸線が見えました。背後には険しい城壁がそびえ立ち、急勾配で下がっていました。その周囲には、枯れた葉が枝から落ちている、高くそびえる無数の古木々がそびえ立っていました。木の柵を伝って下っていくと、狭く薄暗い荒れ果てた家々がいくつかあり、歩哨が絶えず巡回していました。しかし、最も不気味な光景は、鉄格子の列の奥にある暗い穴でした。そこには、凶悪な犯罪を犯した多くの囚人が収監されていました。

夕日の柔らかな光が囚人の独房に差し込み、その光は見境なく届く!落胆し、獰猛な囚人は、少し冷たく感じる陽光を苛立ちながら見つめた。その時、小鳥が鉄格子に向かって飛んできた。その歌声は善良な人間にも、そして罪人にも聞こえるほどだった!歌声は「チクタク!チクタク!」と、ほんの数音だけだった。しかし、鉄格子の前で鳥は止まり、羽を羽ばたかせ、胸の羽毛を整え、首と胸の羽毛を逆立て、ふわふわと柔らかな印象を与えた。手錠をかけられた囚人は、その様子を見つめ、険しい表情が和らいだ。ある考えが彼の心に浮かんだが、それが何なのかははっきりと分からなかった。鉄格子越しに差し込む夕日と、春の野原の隅に咲くスミレの香りに繋がっていた。その時、一人の猟師が陽気で力強い角笛を吹いた。囚人の鉄格子の外にいた鳥たちは飛び去り、夕日は木々の向こうに消え、狭い牢獄には暗闇だけが残った。罪人の心も闇に満たされていた。しかし、かつてその心に陽光が輝き、鳥のさえずりがそれを目覚めさせたことがあった。

手錠をかけられた犯罪者は小鳥を見つめた。

美しく響き渡る狩猟用の角笛を吹き続けよ!夕暮れは穏やかで、海は鏡のように静まり返っている。