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子熊は悪夢を見るのが怖くて、一人で寝ることができません。特に夢に出てくる怪物は恐ろしいので、毎晩母熊にしがみついて物語を聞かせ、母熊を眠らせようとします。母熊はすっかり心配しています。 ある日、子熊が眠っている間に、母熊は静かに部屋を出て行きました。子熊は悪夢でも見ていたのか、突然ハッとして目を覚まし、大声で泣き始めました。母熊の姿が見えないので、子熊はさらに大きな声で泣きました。母熊は別の部屋から駆けつけました。 子熊が悪夢を見ていることを知った母親は、子熊を慰めて言いました。「怖がらないで、お母さんが呪文を教えてあげるわ。今度怪物の夢を見たら、この呪文を唱えれば怪物は消えるわよ。」 小さなクマは目を大きく見開いて「ママ…ママ…じゃあ早く教えて!」と言いました。 子熊は母親と一緒に何度も呪文を唱えました。「ウララ…ウララ…怪物、怪物、私は怖くない。」それから母親は子熊に魔法の杖を手渡し、「呪文を唱え終えて、夢の中の大きな怪物に魔法の杖を向ければ、怪物は…ドカン…消えるわ。」と言いました。 子熊は母親の呪文と魔法の杖を手に、眠りに落ちました。夢の中で、大きな緑色の怪物が子熊に向かって突進してきました。子熊は母親から教わった呪文を唱えました。「ウララ…ウララ…怪物、怪物、怖くないよ!」それから魔法の杖を掲げ、怪物に向けました。すると「ドカーン」という音とともに、怪物は消え去りました。 それ以来、小熊は悪夢を見ることがなくなりました。怪物を倒す呪文を覚えたからです。子どもたち、覚えましたか? |