寝る前の物語

童話:サルと竹かご

サルは一般的に賢くてかわいい生き物だと考えられていますが、そんな賢くてかわいい生き物でもおかしなことをすることがあります。

ある日、サルは外に出て、2つの椀、2つのカップ、そして2組の箸を買いました。まず左手で2つの椀を持ち上げ、次に右手で2つのカップを持ち上げましたが、箸が全部持ちきりませんでした。そこで、左手で2組の箸を持ち上げ、右手で2つのカップと椀を持ち上げましたが、それでも椀が全部持ちきりませんでした。サルは何度も何度も試みましたが、どんなに頑張っても3つすべてを一度に持ち上げることはできませんでした。

突然、右手に籠を持った女が通りかかりました。籠にはたくさんの物が詰まっていました。そこで猿も籠を買い、ついに椀とカップと箸を持って帰りました。

ある時、猿の家が火事になりました。猿はすぐに小猿に竹かごを持って水を汲みに行くように言いました。しかし、なぜか小猿は一日中水を汲みに行ったまま帰ってきませんでした。猿は小猿が水に落ちたのだと思い込みました。そこで、すぐに持っていた物を置いて小川へ駆け寄りました。すると、小猿はまだ水を汲みに来ていました。猿は怒って言いました。「何をしているんだ!水に落ちたと思ったのに!」

「でも、ママ、どうしてこのバスケットから水を取り出せないの?」と、小さな猿は不満そうに言いました。

「馬鹿な! 明らかに籠に椀と箸と椀を運んだじゃないか! 今さら水が手に入らないわけがない!」と猿は言い、小猿を押しのけて自分で水を汲み始めました。しかし、結果は小猿と同じで、彼も水を得ることができませんでした。こうして、猿の家は焼け落ちてしまいました。