寝る前の物語

子ども向けストーリー:カタツムリが木に登る

美しい小さな蝶が草の上にとまり、小さなアリ楽しそうにおしゃべりしていました。蝶がアリに高い木からの美しい景色を話し、木に登るように誘うと、突然、優しい声が聞こえてきました。「小さな蝶よ、木からの景色は本当にそんなに美しいの?」蝶は辺りを見回し、どうやら二人の会話を聞いていたらしい小さなカタツムリを見つけました。「ええ」蝶は微笑みました。「一日に何度も飛んでいくんです」「私も登って見てみたい」とカタツムリは言いました。「あなたも登るの?」蝶の目は大きく見開かれました。「こんなに高い木なのに!」アリは信じられませんでした。「明日行くわ」とアリは言いました。「わかったわ。数日町を離れるの。帰ってきたら、木からの景色を聞かせてね!」蝶は言いました。「私も明日行くわ」とカタツムリは言いました。蝶とアリはただ微笑みました。二日後、町から戻ってきた小さな蝶は、木の上で偶然小さなカタツムリに出会いました。カタツムリは驚いて尋ねました。「カタツムリさん、本当にここまで来たの?」「ええ!ずっとここにいたのよ」とカタツムリは答えました。「ここの景色は本当に美しくて、視野が広がりました」「小さなアリはどこ?」小さな蝶は尋ねました。「ここにいるわ!」小さなアリが下から駆け上がってきました。「ここ数日は強風か土砂降りの雨で天気が悪かったの。今日は天気が良くて、やっと追いついたわ」「あら、カタツムリさん、ずっとここにいたの?」小さなアリはカタツムリに気づき、驚いて尋ねました。「ここまで登るのは大変だったでしょうね!」 「ええ」と小さなカタツムリは言いました。「ここ数日、天気が悪かったんです。登り始めて間もなく、猛烈な嵐と雷鳴が続きました。その間、登っては止まり、また登っては止まり、何度も危険を感じて諦めそうになりました。でも、そんな時はいつも、見上げて頭上の木のてっぺんを見ると、自信が湧いてきました。目的が正しければ、粘り強く続ければ、必ず目的地にたどり着ける、と。それで二日後、ついに木に登り、美しい景色を眺めることができました。」